埼玉県上尾市の結婚相談所マリッジランの代表カウンセラー斉藤です。
「おくりびと」が、米国アカデミー賞に輝いた。
今、映画館では長蛇の列で、見たい方が押し掛けているとか。
これは、遺体を棺に納める納棺師の人間模様を描いた作品という。
実家で、四人の葬儀があった経験から、昔は納棺師などいなくて、身内ですべてやった覚えがある。
7才の時の祖祖母の葬儀はあまり覚えていないが、22才の時に祖母が、27才で父が、29才で祖父が逝った。
湯灌といって、亡くなった人の身体を拭く為、ぬるま湯にして(水の中に湯を入れる。普通は、湯の中に水を入れる。)身体を拭いてあげた。
白装束を着せ、足袋をはかせ、わら草履をはかせた。
祖母の時は葬儀が終わると、生前祖母が着ていた着物(ゆかたなど)を裏返しにして外につるし水をかけ、乾かないように、いつも濡らした状態にして、49日までそれを続けた。
それは、火の中を通ってあの世に逝くので、裾が火で燃えないようにとの事らしい。
現在は葬儀も会場を使い、段取りも葬儀社にすべてお任せするのが一般的になった。
近頃は身内だけで葬儀をやる家も増えているらしい。
10年、20年、30年、時代を追う毎にやり方も様変わりしてきている。
しかし旅立つ方に対して、厳粛な気持ちで関わりたいものだと思う。
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